お仕着せのエクササイズでは改善できないこともある

むしろ悪化することも…

よそ様のことを悪くいうのは基本的にはしないのですが、今回ばかりは腹が立って。

情けないし、そこに対して、何にもできない自分の不甲斐なさが腹立たしい。

まず、私は理学療法士です。医師の指示の元で、徒手的な方法(手を使って揉みほぐしたりすること)や運動療法(運動すること、促すこと)を治療として行えます。

人の動きの理想形を知っているので、そこからどのようにずれているのかを見極めて、運動指導をすることが求められます。部分だけじゃなく、全体を見てバランスを見て、その人のライフステージまで考えてエクササイズを組み立てて実行します。

これって、ものすごいスキルだって思います。
それゆえ、ある程度の経験になるまでは、教科書通りのエクササイズを行うことになります。それで、経験を積んで、オリジナルになっていきます。

ところが、これと逆行する事例に出会いました。

「〇〇症専門治療院:〇〇式体操と治療器具で改善例多数」なんて標榜しているところでやっていることが、30年前に私が学校で習ったこととおんなじって、あまりにも酷すぎない?って思います。

しかも、それをやればやるほど、症状が悪化しているように感じるって、どういうこと?と思います。きっとこのままいったら「ちゃんとやってないから悪化した」っていうんでしょうね。冗談じゃない。

代償運動という、本来の目的としているところじゃない部分を使って、さもできているように動く動きを見極められずに、教科書に書いてある運動をさせていればいいって、適当すぎるって思います。運動は、治療方法でもあるから、効果のあるやり方なら絶大な効果があるんですが、間違えると毒になるんです。
代償運動が積み重なって、ひどい肩こりや膝、腰の痛みに繋がることってよくある話で、代償運動を改善しないと結局治らないんです。

なのに、そこを見極めず、形だけを真似てやる運動は、危険極まりない。それを治療と標榜するならなおさら、厳しいプロの目でちゃんと指導して欲しかった。
治りたいと思ったら、藁をも掴む思いでいくわけですよ。それなのに、中身はだいぶ昔に作ったとしか思えないトレーニング本と治療器具?それってどうなの?

だけど、ホームページなどを見る限り、効果がありそうに見えるんです。絶対、ネットでサーチしたら引っかかるよね。

治療器具についても、多分同等ぐらいのお値段でもっと軽くて手入れがしやすいものを紹介できたと思うし、もっと汎用性のあるものを紹介できた。

トレーニング本は、やり方しか書いてないし、どこに気をつけるなんてほとんど書いてないし、どこに効果があるなんて書いてない。これって、昔、患者さんが家に帰ってできるようにと退院時の指導として私が手書きで書いたエクササイズ指導書の方がまし。

それで専門治療院だって?冗談じゃないよね。

ただ、私は、今の立場上、治療いたしますとは言えないので、何にもできずこうして怒りをぶちまけるしかできないんです。情けないったら。

困り果てて一生懸命探して行ってみたら脅かされて、言いなりになっている。そんな人が多いんだろうなぁと思うと、そこに対して何にもできない自分が情けないし、力がないってことを思い知るばかりで、本当に悲しいし、プロならちゃんとやってよ、と声を大にして言いたい。

わかってるのかなぁ?お客さんや患者さんの側は、最後の最後の頼みの綱って思っているかもしれないのを。そのすがるような気持ち、わからないかなぁ?

ものすごいもやっとした気持ちです。

私では力不足だから、他に行くっていうのは全然構わないけど、その結果が悪化って。

行った先は、私以上のことをするところのはずよね?って思っちゃう。

まぁ、引き止めもしないんだけどね。ハレ・オハナのようなところは、皆さんが自由に選んで良いところだから。

ただ、こういう例があるっていうのは知っていただきたい。皆さん自身の目でちゃんとみて、体でちゃんと感じて、判断してください。脳は洗脳されるから、気をつけてくださいね。

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