普段使わない脳を使おう!

動きは、言葉じゃなくてイメージです

人間の脳は、体の大きさに対して大きく発達しているので、すごく未熟な状態で生まれてきます。そして、数年かけて大きく成長し、その過程ではありとあらゆる繋がりができて、それが整理されていくという、一見面倒な過程を経ます。

理知的な脳は、前頭葉にあります。前頭葉とは、だいたい額のあたり。言葉で「考える」人は、ここをよく使います。

ところが、「聞く」と「喋る」はここではないんですね。どちらも側頭葉。人の話を聞かず、意見も言わず、じっと考えている人は、前頭葉を使っているのです。

いわゆる、頭はいいと思いますが、話を聞かないので、人のことが理解できないし、喋らないので、自分のことも理解してもらえない。日本人って、こういうタイプが多いんじゃないかって思っています。

運動は、動きのイメージ(体がどんな形をしているかを思い描くこと)が、とても大切になります。自分の体がどんな形をしているかは、だいたい分かるはずなんですが、そんな練習をしていないと、思っている形と自分の動きが一致しません。ズレはありますが、それが大きいことは、脳的にはちょっと問題。

指導していて思うのが、ズレの大きい人ほど、「言葉で教えて」といいます。でも、それって、言葉でわかった「つもり」になりやすいのです。

そして、言葉じゃ覚えられません。形というか、イメージで覚えたほうが、絶対残りやすいのに、一生懸命言葉にする。そうやって、記憶から遠ざけていっているように思います。

イメージは、すごく大事。想像の中の自分をリアリティーを持って動かせれば、体を動かした練習をしなくても、踊った時と同じ効果があるらしいです。

なぜ言葉じゃ難しいのかというと、言葉って、定義だからなんです。

定義が違うと言葉も違う。動きは感覚。感覚を言葉にするときに、与える定義は100人いたら100通りなんです。

例えば、マイレの香り。嗅いだことがあれば、あれ、ってわかりますが、嗅いだことがない人に言葉でわかるように説明しなさい、って言われたらどうでしょう?

あの香りを「甘い」と表現する人もいれば「爽やか」と表現する人もいるでしょう。「青臭い」と思うかもしれないですね。どれも正解です。嗅いだことがない人、これがマイレの香りです。わかりました?

全然わからないですよね。
動きもこれと同じ。大まかな基準はありますが、同じ動きでも「伸びる」でわかる人と「遠くに」でわかる人と「長く」でわかる人がいます。そのどれもが間違いではないけど、お手本の動きをどう表現するかは、各々の経験が作り上げた定義による。

言葉でだけ考えていると、この違いにばかり目が向いて、肝心の「動き」が頭に入らないです。
もっと、言葉を外して、感じてみましょう。

そのためには、自分の感覚を信じるべきです。権威のある人が言っていることが、正解じゃない。ワインのおいしい不味いは、自分が決めて良しです。高いワインが美味しいとは限らないし、安価で美味しいワインが見つかるかもしれない。それのどこが悪い?
自分の好き嫌いで物事を決めたら誰かが怪我をします、っていうシステムなら考えるけど、そうじゃないなら、自分が好きなのでいいんじゃない?

言葉で考えている人は、お値段とか、情報とかで選ぶ傾向があると思います。
でも、もうちょっと、動物的でいいんじゃないかなぁ?その方が楽しい気がします。迷ったら楽しい方に。決めかねたらロックンロールだぜ!っていう方に。

そういう脳の使い方をしたら、きっともっと、フラを楽しめると思います。
強引な結びだ(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です