ヒトの運動とフラ ~運動はスポーツとイコールでは無い~

運動と聞くと、「スポーツ」というイメージがどうしてもあって、フラは運動です、と言われてもピンとこない人は多いと思います。

フラは、スポーツじゃなくて、伝統芸能だし、ダンスだし、趣味だから、という感じでしょうか。

しかし、運動という言葉の本来の意味は、とても幅が広くて、呼吸をすることも、「運動」と言います。食べる時の、噛むことも、飲み込むことも、おしゃべりする時の口の動きも、立つこと、歩くこと、座る事も、「運動」と言いまして、それらを使って、治療を行うことを、「運動療法」と言います。

その運動を、ヒトの動きとして図で表すと、こうなります。

運動を支えているのは、正しく動くということ。その上で、筋力をつけたりするのが良く、基礎の筋力がついて、スキルアップとなるのが、最もスムーズな動きとなります。

フラを習うということはスキルを習うことから突然始まることとなります。

体の土台の出来具合いがどうであっても、関係ありません。フラの先生が言っていることは、このスキルの部分にあたります。

長く踊ってくると、自分は、筋力か無いとか、カラダが固いとか、そういうところが気になりだします。そこで、筋力アップのために、マシントレーニングを始めたりする訳です。

固いカラダをなんとかしようと、ヨガを習ったり、サーキットトレーニングで体力をつけようとする訳ですね。

ところが、そもそもの正しい動きをせずに、筋力ばかりにアプローチすると、バランスが崩れてきます。

バランスが崩れてくると、痛みが育ってきます。筋肉痛をふくめ、痛いというのは何らかのサインです。

しかし、皆さん、このサインを軽視しがち。いよいよ動けなくなるまで、放置して、手術しか方法が無いとか、二度と踊れないとか、そこまで行かないと、気がつきません。

まだ、正しい動きをしていけば、痛みなく踊れる段階で、軌道修正出来れば、問題ないのですが…
軌道修正の方法も含めて図で示します。

この図でわかる通り、筋肉をもみほぐすことでは、正しい動きは獲得できません。意味がないのではなくて、目的が違うのです。
ずっと痛みがある状態になると、フラが踊れなくなるだけじゃなく、日常の生活にも支障が出てきます。

フラの為のカラダ作りは、この土台となる、カラダの正しい動きを手に入れる為のエクササイズです。

動きは地味。しかし、やっている最中や、終わった後の気持ち良さは、何とも言えません。本来の動きは、カラダにとってとても快適なものなので、カラダも喜びます。

そして、フラも、実は正しいカラダの使い方で踊るとカラダが喜ぶ動きで構成されてます。だから、踊った後、ぐったり疲れるのではなくて、もう一仕事出来そうなくらい、スッキリするのが、本来のあり方。

仕事で疲れていても、それをリカバリーできるものです。気持ちの問題ではなくて、カラダが本当に軽くなる。

もちろん、必要な筋力がないときは、そこまでにはならないけど、正しい動きの獲得から、ゆっくりやっていけば、1年くらいでぐったりすることはなくなります。

何年たってもぐったり疲れる時は、そもそものカラダの動きを、見直す必要があります。

このことは、日本コアコンディショニング協会のシンポジウムで聞いたことを、フラダンサーの皆さんにわかりやすくなるように、噛み砕いてお伝えしました。

実際には、もっと専門的な説明がありました。それを知りたい方は、ご自身で、きちんと学ぶことをオススメします。

コアコンディショニングとは

協会では、会員にならなくても受講できる講座を増やしています。学ぶチャンスはあります。

フラのこと、ハワイのことも学びたいだろうと思いますが、カラダのことも学ぶと、これからの長い人生の役に立つと思います。何より、家族の健康を支えているお母さんには、オススメです。

ハワイの勉強は、自分のためにしかならないでしょう。家族に話しても、「ふーん」という程度のもの。でも、カラダのこと、運動や姿勢のことは、生きている人全員に関わることなので、是非、知識を身につけて、使っていただきたいです。

【Body Making for Hula】しなやかな体をつくる12ステップ

ハワイのことも、カラダのことも学びたいと思う欲張りなあなたに、こちらのコラムを紹介します。1年間かけて、ゆっくりと自分のカラダのことを学んで行く内容です。

フラの為のカラダ作り

そんなに待てない方は、フラの為のカラダ作りにどうぞおいで下さい。

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