フラで学ぶこと

振り付けだけでいいのか?



フラを学ぶということは、ハワイの文化を学ぶことでもあります。

もちろん、そんなこととは切り離して、楽しく踊れればいいと思っている人がいることも承知していますし、フラのレッスンよりもレッスン後のお茶や打ち上げの方が楽しみな人がいることも理解しています。

それでも、やっぱりハワイの文化に触れて欲しいなぁと思っているので「ハワイ語だから曲の意味が全然わからない」と大きな声で言っている人を見ると、悲しい気持ちになります。覚えろと言っているわけじゃないけど、好きであって欲しいなぁとは思います。

初めてハワイ語を知ったのは、初めてハワイに行ったときに勧められて買ったCDを聞いた時でした。言葉の響きがすごく魅力的で、とても興味を惹かれました。フラを始めるよりも前の話です。理解はできなかったんです、当然ながら。

それでも、興味は持ちました。

私がフラを始めた19年前は、今ほど情報がなくて、本当に些細なことでもいいからハワイのことが知りたくて、当時手に入るあらゆるものを見ていたように思います。

逆に、今、フラに取り組んでいる人の方が、そこまでの渇望感はないのかもしれないですね。簡単に情報が入手できるから、探さない。羨ましいような、かわいそうなような。擬似体験も簡単だから、自らのカラダで経験することも望まない。

肌で感じるということをおろそかにしているかも、と思います。

以前、クムフラに、ハワイ島に行ったら、どういう場所に行くとフラをより理解出来ますか?と聞いたことがあります。その答えは、具体的な場所ではなくて、あらゆる自然を感じること、でした。風、雨、空、雲、海、そこにある環境全てがフラだから、感じなさい、と。だから、そういう感性を磨くことも、フラダンサーには必要なことです。

そちらが気になってきたら、振り付けがどうの、手の角度がどうのということがものすごくちっちゃいことに感じられるようになりました。振り付けでとどまっているうちは、フラにならないんだなぁ、と思いましたし、もっともっと、いろんなことを感じて経験して、より深くフラを踊りたいなぁと思うようになりました。

日本人の私たちも、自然を愛でる習慣があります。忘れていませんか?

ハワイとは違うかもしれないけど、風を感じたり、草花を愛でたり、雨に濡れたり、寒さを感じたりと、できることはたくさんあります。それが、フラを学ぶということだって繋がるためには、自分の思い込みを外さないとね。

何が何でもハワイじゃないとダメということもないんです。

似ているところも多いし、共通点はある。そこをヒントに、学んでいけばいいのです。

そのためには、相手を知ること。フラを知り、ハワイを知ること、そして、同時に自分を知ること。日本の文化を見直し、自分たちの歴史を紐解くこと。

それが、結果として、フラの学びになります。

ここに至るまでには、たくさんのことを学んできました。
フラを通して、日本を理解できるようになってきました。

これは、とても楽しいことです。体を動かすこと、お友達と仲良くすること、それと同じか、それ以上の喜びを感じています。

皆さんにも、この感覚を伝えたいです。フラは、私の人生を豊かにしてくれました。そのフラへの恩返しができたらいいな、と思っています。



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