フラって難しい

シンプルなものほど、難しい

発表会に向けて練習していて思うことは、生徒さんたちが思う難しさと、私が感じている難しさは、全く違うということです。

手数が多くて、ステップがコロコロ変わるようなフラは、ごまかせるところが多いので、実はそんなに大変じゃないのですが、そういうフラを踊れることが、難しいことが出来た、上達した、と感じるみたいですね。

ちょっと難しいフォーメーションをやったりね。

ほとんど動かないし、ステップもシンプル、振りの手数も少ない曲は、初心者が踊ることが多いため、簡単と思っている節があります。

私は、初めて習った曲が一番難しいと感じてます。

あの曲を、どこから見ても美しく、人の目を引きつけるように踊るのは、ものすごく大変なことで、それにはまだまだ至らないと、踊る度に挫折感を味わいます。

ただ、こう思えるまでには、いろんな経験が必要だったな、と思います。

手数が多い、覚えるのが大変な曲を踊りきった経験とか、すごく難しいフォーメーションをこなしてきたとか、初心者に指導してきた経験とか、ペレの前でカヒコを踊ったこととか、全部大切なことだったな、と思います。

簡単な曲なんて、すぐに覚えられてつまらない、こんなの、初心者の曲じゃないの、なんて思っているとしたら、その慢心がフラに出ます。一生懸命に踊っている初心者以下のフラになる。それも見てきました。

そして、簡単な曲はこんなふうに踊るのよ、見てなさい、みたいな、高飛車な気持ちも、踊りに出ます。それは、最低。

真摯にフラに向き合うことでしか、フラは応えてくれない。それを、己の技量が何者をも凌駕するなんて思ったら、その瞬間にフラから見放されるなぁと思います。

そもそも、簡単な曲も、初心者の曲も無いのです。

そこは、勘違いしないで欲しいです。

フラを始めたばかりの人でも踊りやすい曲なら、あります。

シンプルな振り付けの曲がそれ。

ただ、フラって振りを覚えるのは15分で出来るけど、それを踊りこなすには15年かかると言われるものなんですね。

最近、しみじみそうだなと思います。

フラって奥が深くて、追求すればするほど掴んだと思ったものがスルリと抜けていくのです。

フラの懐には、入る覚悟が要ります。それがあれば、フラは受け入れてくれるし、なければ趣味で終わる。

そういう不思議なものです。

本当にフラに夢中な人は、これがわかると思うんです。

その過程で、どうしても思い通りに動くカラダが欲しくなった。だから、カラダ作りなんです。

必要な方に、伝われば幸いです。



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