認知ってこういうもの

いすフラでは、懐メロを使ってフラを踊っています。懐メロでフラなんて邪道だ、って言わないでくださいね。これには、脳科学的な理由があるんです。

認知って、皆さんの多くは記憶と混同しているんですが、ちょっと違うんです。外から当たられた刺激(それが、見るもの、聴くもの、気温、味、なんでもいいのですが)を受け取って、脳が認識します。そこで起こるエラーなんですね。認識できないとか、違うものに感じてしまうとか。幻覚や幻聴も、その関係で起こります。

認知症の人が馴染みのある刺激を好むのは、そのためです。

年齢が高くなると、認知の機能は多かれ少なかれ、低下していきます。新しいことが苦手になるのは、そのせいです。もちろん、そこって個人の資質に大きく左右される部分ではあるんです。積極的に新しいことに取り組むタイプの人と、どちらかというと同じことの繰り返しを好むタイプの人がいると思うんですけど、それが認知機能に影響を与えます。

認知症を防ぐことには繋がらないと思うんですが、新しいことに興味を持っていろんなことに挑戦していくことは、脳の機能を下げないためにの重要なことです。

予防というよりは、若々しくいるために、って感じかな。

病気は、原因が不明である以上、防ぐことはできません。

なんでこんなことを書いているかというと、認知ってすごく面白いからなんです。懐メロですけど、何曲かハワイ語で歌っているものがあるので、それを持って行った時のこと。では、〇〇という曲を踊りましょう!と、ハワイ語バージョンを流した時の反応がすごかった。

「これは〇〇じゃない」「知らない曲です」と言われたんです。

歌手は違うし、歌詞も違う。でも、メロディーは明らかにその曲なのに、メロディーは聞き取れないんですね。

あら、そうなの?と思ってオリジナルの曲をかけたら「そうそう、これよ」「先生、間違えないでね」って言われたんです。

まぁ、高齢の方には起こりますよね。レッスンでやっている曲を他の歌手が歌ったものに変えたら、全然踊れなくなるっていうことが。

それって、理解できないんです。曲が。

全部が変わるわけじゃないのに、変わるところが多すぎると、認識できなくなっちゃう。覚えられないとか、難しいとか、そう思う理由の一つが、曲にあるのかもしれないです。

そういう意味では、自分が演奏していた人とか、いろんなものを聞いている人の方が、フレキシブルなんだろうと思います。おお、そんなことが起こるのか!と、心の底から感心して、なるほど、では、高齢の方は、聞いたことがない曲は全部おんなじに聞こえているだろうね〜と思いました。

30分時間をもらって、工夫を凝らして曲を選んでボランティアに行っているつもりで、実は全部おんなじに聞こえていて、おんなじに見えているとしたら、どうでしょう?どう思いますか?

喜んでくれているようで、それはいつも来ない人が来ている喜びだったりして。

たまには華やかに着飾った人が見られて嬉しいだったりして。

そんなボランティアから脱却して、もう一歩、利用者さんに寄り添う活動をしたいなぁ、と思っているのが、いすフラコンダクター養成講座

今は、発表会準備に追われて十分な講義ができないので、お休みしていますが、発表会が終わったら、装いも新たに再開しますので、お楽しみに!!



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