フラのステップは「歩く」が基本

横移動じゃ上手くなりません

これこそ、動画で乗せてと言われそうなのですが、動画で見ても実はよくわからないと思うので、例としてYoutubeの動画をお見せしようと思います。

公開されている動画を勝手にに共有しているのですが、これは素敵な例。太ももからしっかり動いています。お尻で支えているのがよくわかる。
ところが、日本のダンサーの多くは、腰=骨盤を動かそうとするあまり、脇腹で引っ張り上げたり、足で骨盤を引っ張って動いたりしてしまいがち。
カホロを、横に動くと教わるために、カニ歩きのような横移動をしてしまうんです。

横にしっかり足を上げて歩くことは、フラの基本を強化してくれます。体重移動がよくわからなくても、足を上げて歩くを意識することで、いつの間にかできるようになりますし、力がついてきて動きができるようになってくると、自然とヒップモーションができるようになります。子供は、若干違うと思うんです。子供と同じやり方で大人が学ぶと、人生経験が邪魔をして、上手くいかないんですね。

子供は、言葉以上に動きを見ています。

言葉で理解できるほど、言葉が頭に入っていないので、素直に学べるんですが、大人は、先に言葉がある。

見ないで、言葉だけで理解しようとして、大失敗するんです。

見ることは大事。そして、言葉って一人一人違うんですよ。

例えば「赤いドレスを作ります。かわいいよ〜」と言われても、一体どんな色のどんなドレスが出来るのかわからないですよね。

きっと、実物を見るまで赤の色すら同じじゃない。そして、出来上がってきたものが、とても濃いピンクだったらどうでしょう?

そう、このドレスみたいに。

これ、ピンクなんですよ。でも、この衣装をお譲りいただいた時は、赤いドレスって言われたんです。ね、もう違う。赤とピンクの境目すら、個人差があるんです。だから、横に足を出すって言われても、10人いたら10通りの出し方をするんです。だから、カホロはこうしてね、という説明と、そのための練習は、すごくたくさんやらないとならないんです。

カホロができたら、あとはそのバリエーション。経験上、85%のステップはカホロの応用。基本ステップで重要なのは、カホロ(カオ)、ヘラ、ウエヘ、アミに絞れます。
これがしっかり出来れば、あとは応用。これ以外のステップは、そんなに難しくなく習得できるはずです。

ハレ・オハナの初心者クラスは、これを徹底的にやりながら、無意識に落としていくことも練習します。どのタイミングで足をつくのかも、徹底してやります。

まだ、曲はほんのちょっぴりやってみただけ。これから、ハンドモーションの基礎が始まるところです。

クセになる前に、しっかりとした基本の動きを見につけること。そして、くせになりそうな芽をみつけたら、すぐに修正していくこと。
これは、全くフラをやったことがない人の方がうまくいきます。フラの経験がある人は、経験が邪魔をしてなかなか上手くいかない。なので、体の動きそのものにアプローチして修正していくことをお勧めしています。フラの動きで治らないものは、もっと基本に立ち返る。

上手く書けなかった水彩画を、慌てて上から修正しようとすると、とんでもないことになりますよね。よく子供の頃にやりました。紙が破れたり、絵の具が混ざって汚い色になったり。ちゃんと乾くまで待って、白く塗りつぶしてやり直したらよかったんだな、と、今なら思います。体も同じ。もう一度、まっさらにするところからスタートするんです。そうした方が、きっと上手くいく。

もう一度言います。
カホロの基本は「歩く」です。これがピンとこない人は、歩いていないかもしれないです。横振りと言われたり、カクカクしているとか、腰が早いという方の多くは、歩いていないです。どうしても今習っている中で治したいなら、これをヒントに頑張ってとしか言えませんが、私のお手伝いが必要な方は、どうぞ、ハレ・オハナにいらしてください。

フラの栄養をありがとう

すごく嬉しかった言葉です

ハワイ語講座に来てくださっている方が、帰り際にふと言ってくれて言葉です。

「フラの栄養をありがとうございます」

後から後から、じわじわと嬉しくなる言葉でした。

フラは他の教室で学んでいる方なので、私がお話しすることは、直接フラには関係ないこと。でも、言葉を理解して踊っているというのが伝わるフラになっているようで、周りの人から、そのことを褒められるのだそうです。

技術じゃない部分をどうやって磨いていくのか、それは人それぞれです。

植物に例えるとよくわかるなって思います。

大きく太い幹の木に育つには、根をしっかり貼らなくてはなりません。それを、私は姿勢や体の使い方と思っています。どこに枝を伸ばすのか、どのぐらい伸びていくのか、葉はどのぐらい茂らせるのかが、技術が担うこと。そこにどんな花を咲かせるのかは、栄養=肥料によると思います。肥料は、知識や経験。

細い根っこで、葉ばかり繁って高く育つことも木はできるのですが、倒れやすいですよね。そして必要な肥料がないと、花が咲かない。

植物を育てる人ならわかると思うのですが、根を育てる、葉を育てる、花を咲かせるって、それぞれ肥料が違うんです。
何より大事なのは、根っこ。だから、カラダ作りでカラダをしっかり作って欲しいと思っているんですね。
葉が茂りすぎると花が咲かないんです。ここはバランス。

技術と知識は、バランスよく磨いていかないとなりません。その一つとして、ハワイ語の勉強があると思っています。

私は、フラという木を育てているつもりで、生徒さんと接しています。

なので、基礎のところはしつこいぐらい言うし、やります。

技術ももちろんいいますが、このカラダならこのぐらい、と思っているので、無理は言いません。本人が伸びたくても、根っこが貧弱なのに大きくしちゃうと、倒れちゃうので。

花が咲かない人は、知識や経験不足と同時に、心が躍っていない人。フラを踊る喜びは、本人にしか感じられないので、そこに対してはどう働きかけるのがいいのかな、と悩んでいます。

上手に躍っている人の多くは、自分の経験と知識を結びつけるのが上手だな、と思います。柔らか頭の人でもあり、ちょっぴり妄想屋さんのようにも思うんです。害がない程度なら、そのぐらいの方がいい。言われた通り真面目にきっちりじゃないので。ハワイ語はフラの栄養だから、どう言う風にか効果があるんでしょ、と言うぐらいに、学んでいただけると嬉しいな。

講座の中では、私だけじゃなく、参加している方がそれぞれのクムフラから聞いた話なども飛び出すので、互いに勉強になる、楽しい時間です。お時間が合う方は、どうぞ、おいでください。

目黒学園 初めてのハワイ語と歌の意味

若葉台カルチャースクール 初めてのハワイ語と歌の意味

ハレ・オハナ ʻŌlelo Noʻeau 勉強会&ハワイ語文法の基礎勉強会

文化は言葉にならない

体得するものなんですって

明文化されていないものを「文化」という。

天皇陛下の即位にまつわるいろんなコラムを読む中でみつけた一文です。岡田斗司夫さんの言葉らしいですけど、ネットサーフィン中のことなので、もう出典が分からない。

なので、不確かな情報ですけど、この文章は、とても心に響いたので、その通りです。

だから「文化」は、理屈ではなく、体験として体得するしかないのですって。

フラも文化。ということは、説明出来ないことこそが、フラなのではないかしら?と思うんです。

ただ踊れるだけではダメなんです。

ルールになっていないことを理解して、尊敬の気持ちを持ってフラと向き合うことで、見えてくるものがあるはずです。

そのためには、やっぱりハワイとのつながりがないとね。

そして、クムフラや、ハーラウのメンバーと接する機会があると、もっと良い。

出来れば、ハワイで。

そんな機会を、ハレ・オハナは作っていきます。

文化を学ぶって、体験することだから。

良いなあ、と思ったら、自分で道を切り開くのもありだと思います。私は、飛び込んで行きました。

そして、体験が積み重なるほどに、深く深く知りたくなりました。

ハワイアンにはなれない。これは当然のことです。だって、私は日本人だから。

せめて、近づきたいと、まずカラダを変えて、ハワイアンの動きに近づけるようにして行こう、そして、体験できる機会を作ろうと考えてます。

踊りを学びたいだけなら、ハレ・オハナに来ることはないと思います。ハワイを丸ごと学びたいなら、是非いらしてね。

クムフラからいただいた経験が、生徒さんに文化として定着しているので、ハワイのハーラウみたいだと、クムフラに褒めていただいてます。違いは、生徒さんの声の大きさなんですって(笑)

マナというもの

ハワイと日本の共通点

フラを踊る方なら「マナ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
日本語だと、霊力と訳されることが多いのですが、この漢字が「心霊現象」などとつながってしまって、あんまりいい印象を与えないのが残念だな、と思っています。
「森羅万象」の方が、意味としては近い気がします。

日本も、元々は、神としての力が強いひとが統治することを良しとしてきた歴史的な背景があると思います。天皇のことです。
天変地異が起こることも、天皇の治世に対してのジャッジみたいに捉えられていて、大きな災害が起こったら天皇が変わったり、元号が変わったりしてきたものです。
ハワイも、似ていませんか?
強いマナを持っている人が、酋長として治めていた。
その人が生まれるときには、その印が現れると言われているし、実際、カメハメハが生まれた時には、そんな星が出ていたそうです。

先日、天皇の即位礼正殿の儀の時に、御簾が開いたちょうどその時、雨が上がって空に虹がかかり、富士山が姿を見せたそうですね。
そういうことが起こるということは、自然に祝福されているように思っちゃいますよね。それは、マナというものなんじゃないだろうかと思うわけです。

私たちにも、多かれ少なかれ、そのような力ってあると思います。
フラを踊る時に植物を身につけると、不思議と力がみなぎるとか、落ちつきを取り戻すとか、いろんなことが感じられると思います。わからなくてもいいんですけど、きっと本当は何かを感じているはずなんです。理性とか常識とか、そういうことを外して、フラを楽しむ時に、きっとそれはやってくると思います。
どこかで踊ろうとした時に雨が止んだとか、かんかん照りがちょっと曇ったとか、偶然だっていうこともたくさんあると思うんですが、それを素直に「祝福されている」と受け取ることって、楽しいことと思います。
吹聴する必要はないんです。
自分の胸の中で、あったかい気持ちを持っていればそれでいい。それがマナの本当の力なんじゃないかしらって思うんです。

いいことが起こると思うと、人生はいいことだらけになる。マナにあふれた人生と思ったら、きっとそうなります。
フラに対してもそうで、楽しくいいことがあると思えばそうなるし、難しくて出来ないと思うと、そうなります。

マナ(愛)がたくさんある不思議の国日本にいるのですから、きっとハワイの人の気持ちを理解して踊ることができると思います。違う国だからこそ、ハワイのいいところがより多く見えるはずです。自分たちのものではないけど、大切に踊っていきたいと思います。

結局体で覚える

意味は大事なんだけど全てじゃない

現在、ハレ・オハナのほとんどのクラスでは、楽器を使ったフラを練習しています。

楽器を使うフラって、動きが早いですよね。

そういう曲を踊るとき、意味を考えながら踊る暇はありません。

頭の回転の速さよりも、曲が進む方が早いですから。

ゆっくりと振りを覚える過程では、意味がわかるといいんですね。あれなんだっけ?を思い出すために。でも、体が動かないことには踊れないんです。動きは、動きでしか学べないです。理屈がわかっても動けるかどうかは別問題。

なので、練習しないとできるようにはなりません。

楽器を使うフラは、練習しただけ上達します。そこに、嘘はないです。やったつもりは、つもりの踊りになります。やっていないなら、そういう風にしか踊れません。

千本ノックだって言っていますけど、本当にその通りです。

それだけじゃ上達しないのが、スローなアウアナで、スローなアウアナをしっかり踊れるっていうのはかなり難しいことです。私の感覚では、超上級。

それでも、カラダで覚えることには変わりなく、カラダで覚える方法は誰にも教えられないし、教わることができないんです。練習が大事だっていうしかない。

練習方法については、アイディアは出せると思うけど、それが合うか合わないかって、人それぞれ。

東大に合格した人のノートのつけ方を真似してみても、それが頭に入るかどうかは別問題なのと一緒。理屈がわかっても、できるかどうかって、やったかどうかにかかってくる。

体が覚えたら、できるようになるから。そう思って、体を信じて繰り返すしかない。

私も例外じゃないです、練習しないからできないのであって、やったらできるようになることもたくさんあると思う。

だから、動きを理解できる体にしておこうって思います。コンディションを整えて、動きやすい体なら、きっといろんなことができるはずと信じて。

この夏のイベント出演報告

またどこかでお会いしましょう!

そろそろ、夏も終わりですね。終わってくれないと困りますが、今年は夏が短かったようなそうでもないような…
ただ、台風などの水の被害が多い年でしたね。被災地の皆さんには、心よりお悔やみ申し上げます。

横浜は、そのような被害が少なく、ここ阪東橋のスタジオも、平穏な日々でした。
おかげさまで、毎日、楽しく過ごしています。

今年、横浜での2つのイベントに出演しました。

まず、8月12日の象の鼻テラスでのダンス縁日。

いろんなジャンルのダンスチームが出演するイベントです。

  • 2019.8.12 象の鼻テラスのイベントに出演しました

横浜港が見えるところ、あのカラカウア王が上陸した象の鼻桟橋の本の目と鼻の先でのイベントで、160年前、ここに降り立ったカラカウア王には日本がどう映ったのかな?なんて思いながら参加しました。

名物の象の鼻ソフトクリームは美味しかったかな?

そして、9月15日には本牧ハワイアンフェスタに参加しました。

こちらは、Anegogumiさんと一緒に出演しました。

  • 2019.9.15 本牧ハワイアンフェスタに出演しました

芝生が広がる本牧山頂公園観山広場でのハワイアンイベント。お天気にも恵まれて、楽しかったです。

最後のメレフラでも、とても楽しく踊らせていただきました。今度はウクレレ持って参加したいなぁなんて思いました。

どちらのイベントも初参加でしたが、気持ちよく参加できてよかったです。ただ、どちらも反省点はあります。次回があるなら、活かしていこうと思います。

今までのイベントは、フォトギャラリーのページに掲載していますので、どうぞご覧くださいね。

しばらくイベントがないので、私は、2回目のヘアドネーションをする予定です。今度は切りすぎないように注意します。

ハワイ語にも力入れます

フラ・レッスンの中身

ハワイ語は、フラを踊る上では欠かせないものです。
禁止されていた時代があったにも関わらず、しっかりと生き延びて、今ではかなりの数の人が使うようになったハワイ語。
ハワイで使われていた言語です。

ラグビーW杯が始まって、ニュージーランドの「ハカ」についての説明がよくきかれるのですが、その中で、「先住民族」という言葉が使われます。もちろん、ハワイにも、それに当たる人はいて、ネイティブハワイアンと言います。
ピュアなハワイアンはだいぶ少なくなったそうですが、ハワイアンの人たちは、自分たちの文化を大切にしています。

だから、フラ度踊る時の言葉は、ハワイ語が使われます。
ちょうど、アメリカからの観光客が激増した時代に流行した歌は、ハパ・ハオレ(半分白人)と呼ばれて、ハワイアン風のメロディーラインに英語の歌詞が使われていました。その時代の曲は、英語ですが、最近書かれる新しい曲も含めて、ハワイ語の方が圧倒的に多いです。

フラのレッスンでも、ちょいちょい話はしてきているんですが「フラ」を学びにきている人にとっては、右から左に流れていってしまう話。なんだかなぁ、と思っていたので、あんまり時間を割いて話はしてこなかったのですが、それじゃやはり良くないなぁ、と思ったので、10月に新クラスができるのを機に、ハワイ語も頑張ってみようかなと思っています。

私自身は、大学等で勉強したことはなく(大学に行けるほど頭が良くないんで)主にクムフラから学んでいることですし、実体験からの学びなので、ある意味では机上の勉強より強い部分があるんじゃないかって思います。フラダンサーが知りたいと思っているところも、理解できているつもり。

なので、フラも学べる、ハワイ語も学べる、その上、リズムも身につくような、とにかく欲張りなレッスンをしていこうと思います。

初心者クラスは、最初は、言葉とリズムだけになります。踊りは、しばらく先です。ですから、踊りが学びたくてフラを始める方は、初心者クラスではなくて、初・中級のクラスを選んでくださいね。

終わりのないフラの旅にようこそ

フラはハワイを旅する学び

フラはハワイの民族舞踏です。

ハワイには、文字がありませんでした。文字の代わりに、歴史や神話を語り繋いできたのがフラです。だから、単なる舞踏ではありません。自分の喜びや悲しみの表現ではなくて、歌に込められた想いを演じ、伝える語り部でなければなりません。

そう、ある意味、フラダンサーは、俳優である必要があります。俳優なので、歌の世界の感情に共感し、共振することが、フラを踊ることになると思います。

その時に、フラを旅することになります。

フラの世界を感じ、理解し、表現する。

それは終わらない旅。

ミヒャエル・エンデの描く、ネバーエンディングストーリーさながらの世界です。


どんな旅に出たいかが、教室選びのポイントになるのかな?なんて思います。

エンターテイメントとしてのフラが好きなのに、ハレ・オハナのような文化を学ぶところに来てしまうと、違和感しかないはず。エンターテイメントは、エンターテイナーから学ぶしかないです。

ハレ・オハナは、ディープなハワイが好きな人なら、きっと好き。

暮らすように過ごすハワイ、ガイドブックにないハワイ、自分の足で歩くハワイ、ビーサンと短パンで過ごすハワイが好きなら、わたしのやることが好きになると思います。

添乗員付きパッケージツアーで、そこそこ便利なホテルに泊まり、ガイドブックに載っているレストランでドレスアップしてのお食事が好きな人には、ちょっと向かない。

そんなところで踊るフラと、地元密着レストランで地元のミュージシャンとダンサーによるフラでは、趣が違うと思います。

格安パッケージツアーにも良いところはあるし、100%添乗員付きのツアーの良いところもある。

最初から、ディープなハワイにはまらない人も多い。でも、ハワイやフラを本当に愛してしまうと、深いところに引っ張られていきます。私がその一人。

フラの先生が全員そうかというと、そうでもなかったりするので、あなたの心の琴線に触れるものがなんなのかで、教室を選ぶと良いですよね。条件ではなく。
お値段とか、初心者クラスがあるとかないとかって、実はあんまり関係なくて、指導者がどんなフラを指導したいのかの方が大事になってきます

それがわかるような発信ができるといいのかな、なんて思います。

知識が増えるともっとフラが楽しくなる

だから、学ぶならいいよね

ハワイ語や英語を学ぶことを「学ばねばならぬ」と思ったら、すごく辛いものになるし、できないということに対して、恥ずかしいとか、自分はダメだとか、そういう方向に走りやすいです。そうやって学ぶのは苦行。

私は、そういう人に思われているかなって思います。できねばならぬ的な。そして、人にも要求するって。

実はあんまり思っていなくて、いいんじゃない、できなくてもっていうところがあります。ただ、もったいないことだって思っているんです。

言葉がわかったら、歌の舞台を知っていたら、歴史にまつわるお話を知っていたら、もっと面白いのに、と。

フラの曲は、ハワイ語で書いてあるものが多いわけで、それを理解できたら、なんて歌っているかがわかるし、歌の舞台を知っていたら、思い入れがひとしおになる。ハワイの歴史はとてもドラマチックで面白いですが、その多くは英語で書かれている。

そして、多くのクムフラは、英語で話すわけで、英語→日本語って通訳してもらうと、通訳している人の考えも入ってきちゃうことがあって、それだとクムフラの言葉じゃなくなっちゃう。

私ぐらいいい加減な通訳なら、クムフラの言葉や声を聞けるけど、能力の高い通訳さんほど、クムの声より通訳さんの声を聞くことになりますしね。それが若干残念。

いろんなことを学ぶと、踊っているフラがもっと楽しくなります。

花一つにしても、どんな花なのかを知ることで、表現が変わるかもしれない。見上げる山がどんな山なのか、それがわかるだけでも見上げかたが変わるんじゃないかなって思います。

「愛するあなた」と意味を覚えているよりも「E kuʻu ipo〜♪」と歌えた方が気分が出るかもしれない。

だから、知っているって楽しいって思います。

少なくとも、私はそう思う。

だから、いろんなことを学びます。
もっともっと、フラを楽しく踊りたいから。

欲張りなんですよ、基本的に。好きなことに対して貪欲。フラがもし人だったら、私は絶対ストーカーになっていると思います。好きな人のことって、知りたいって思いませんか?どんな子供時代を送ってきたのか、時には過去の恋愛も、根掘り葉掘り聞きたくなりませんか?知ったことで、もっと好きになることもありますよね。逆もあるけど。知りたいということは好きだってこと。

フラのこと大好きだから、もっと知りたい、もっと理解したいって思っています。

若い頃は、とにかく早く知りたくて焦ったけど、歳を重ねてきて、焦らずともいいんだなってわかってきたから、これでも、緩くなってきています。

他の人が熱心じゃないのも嫌だったけど、ここ数年は、私ほど好きじゃないんだな、と思うようになりました。

私は、自他共に認めるフラバカだから。

そうじゃない方が一般的なんだって思うようになりました。だから、みんなはフラと表面的なお付き合いでいいし、知らなくてもいいし、知る必要もない。私の好きな人のことは、私が一番知っている。「あの人の本当の姿は、私だけが知っているのよ」というのと同じ感覚かな。だから、聞いてくれる人には話すし、必要な場面では話すけど、そうじゃないときは何にも言わない(笑)だって、大好きなんだもん!独り占めしたいじゃない?

フラ・カヒコ(古典フラ)のイメージと実際

カヒコって楽しいのです

フラダンスとあえて書かせていただきます。

フラダンスのイメージは、年齢によって違うかなって思います。

ちょっとご年配の方は、マヒナスターズのイメージがあるようで、温泉の宴会場で奏でられるハワイアンに合わせて、アッパッパみたいなムウムウを着たおばあちゃんが踊る、またはおへそを見せたダンサーが踊る(おひねり付き)っていうイメージかな。


若い方は、スパリゾートハワイアンズか、こんにゃく畑のイメージかなって思います。

一見すると簡単そうで、実際に踊ってみると、見るのとやるのは大違いって思いますよね。想像以上に、難しい踊り。振りを覚えるのも意外と大変だし、曲だってハワイ語っていう壁がある。これが正解ですっていう基準(標準)の踊りがないから、お手本は自分の先生しかいない。

だから、できるようになった喜びがひとしおなんですよね。

1曲踊れたら、もう1曲、さらにもう1曲と習いたくなる。習っているうちにいろんな欲も出てきて、もっと素敵に踊りたいとか、もっと難しい曲に挑戦したいとか、思うようになります。ほとんどの教室は、フラ・アウアナという、音楽に合わせたフラを踊ります。それはそれで、楽しい。

私はカヒコを知った時、実際にクムフラのチャントで踊った時に、なんとも言えない高揚感でいっぱいになり、アウアナもいいけど、カヒコがいいなぁ、って思うようになりました。

何より、生演奏で踊るって、すごくいい。CDで聞くより、ライブで聴くほうが、音楽もいいって思いませんか?発表会のDVDを見るよりも、生の舞台の方が迫力がある。

人って、音以外の何かを受け取っているんですよね。それが、レッスン中に受け取れる。すごく楽しいです。

「踊りたい!」という強い衝動を、そのまま曲にぶつけて踊るのがカヒコの時の踊り方。より、本能的な踊り。アウアナは、デコレーションした踊り。カヒコは、むき出しの自分の踊りって思います。
それはそれは、楽しいし、身も心もスッキリする感じです。

※注:個人の感想です。

やることは多いし、ある程度の体力が必要ですが、それでもカヒコを踊りたいって思うのは、自分の中の衝動。前世は、ハワイにいたんじゃないだろうかと思うぐらい、心が踊るんです。興味があるなら、一度生で見て欲しいです。

カヒコは、直線的で固いイメージがあると思うんですが、それって曲によります。火の女神ペレが、破壊している様子を歌っている曲で、なよなよ踊ったら変ですから。

逆に、自然の恵みをたたえているのを、攻撃的に踊るのもおかしい。

そういう意味では、表現自体は、アウアナとなんら変わりないです。

アウアナの方が問題じゃないかって思います。

カヒコをアウアナにした曲なんて、どうしてこうなった?っていうものも多くて、内容と、曲調と、踊っている人の表情が全くマッチしていないこともあります。

低く踊らなくちゃならないって思う人も多いのですが、これができないならこう踊るという、体力に合わせた踊り方もクムフラから学ぶんです。譲れないところはこれ、譲るところはこれ、と、結構明確に習うので、実は習う方もあまり迷わず習えるのがカヒコ。

アウアナの方が「こんな感じ」が多いです。

初心者が習いやすいのは、実はカヒコ。

カヒコで習うことで、フラの基本が身について、アウアナでも迷わず踊れる基準が作られます。

それがわかっていても、フラダンスのイメージを期待している皆さんに、ちょっとでもわかりやすい入り口を提供しなければ、と思って試行錯誤の日々。

私のように、予備知識ゼロ、フラを見たことがないけど、ハワイの踊りだってことは知っていて、ハワイが好きだからやってみたいと、見学もせず、カルチャースクールに申し込んで、とりあえずレッスンを受けてみた、という人はあまりいないでしょうから。

この情報化社会、あふれている情報の中から、なるべく損のないようにいろいろ探しているんだろうと思うと、「とりあえずやってみて、楽しかったら続けてみる」という選択肢はないんだろうな、かわいそうにって思います。そんなゆるーいやり方が通った時代だから、今の私があるのです。面白いもんですね。